PJCトップ > あるある!!プロジェクトマネジメントのこんな失敗! > 第1回

「システム開発会社の新人PMの苦悩・頑張ってもうまくプロジェクトが進まない…!」

この物語は、プロジェクトマネジメントの問題をいかに解決するかを描いたものです。地球開発というシステム開発会社で起こる、さまざまな問題を、主人公・岡島新が PJC を使って解決していきます。あなたも思わず「あるある」とうなずいてしまう問題が起こるかもしれません。

登場人物

【岡島新】(おかじま あらた)
・・・開発部の 3 年目。若手ホープだが、マネージャー職はいまいち苦手。頑張ろうと意気込むが、空回りすることが多い。口癖は「わかってるんですけど …… 」

【武藤守】(むとう まもる)
・・・開発部部長。 PJC を導入に導いた人。実は社内で導入コストの面から反対を受けていたが、開発に携わる人間として、システムの必要性を説き、 PJC 導入へこぎつけた。人望厚く、部署の違い、新人・ベテランを問わず、彼を慕う人は多い。

 

課長:「これじゃ納期に間に合わないだろ……」
岡島:「はい、すいません……」

課長のため息交じりの声が余計に心に刺さります。

課長:「確かに始めてのマネージャー業務で戸惑うところもあるだろうが、これくらいでつまづいてちゃ困るんだよ。しっかりしてくれ」
岡島:「はい、すいません」

若手ながらシステム開発のプロジェクトマネージャーに抜擢された岡島。開発スタッフとしては優秀だった彼も、ことマネージャーとなると勝手が違うようです。上司への報告を終えると、憂鬱な気持ちでメンバーへ報告に向かいました。

岡島:「大丈夫! 俺がちゃんと予定組みなおしてくるから!」

憂鬱だからといって、メンバーにそれを訴えるようではいけない。そう思って岡島はメンバーを励ましました。ところが……

メンバー:「でも、今のような情報共有体制では、どちらにせよ開発に遅れが出ます。私たちは仕事がどう進んでいるのかわからないんですよ。」
メンバー:「そもそも、マネージャーはプロジェクトの進行を見通せているんですか?」
メンバー:「指示の出し方があいまい過ぎますよ」

メンバーからは、それまでの不満が噴出。岡島は板ばさみ状態となったのです。

岡島:「ということがあったんですよ……」

八方ふさがりの岡島は、上司の武藤部長に相談をもちかけました。武藤は入社以来、新入社員からベテランまで幅広く面倒を見る、システム開発部のお父さん的存在。他部署からの信頼も厚い、頼れる人なのでした。

武藤部長:「あぁ、俺もシステム開発のマネージャーは経験あるなぁ。進行を把握しているつもりでも、モレがあったりするもんなぁ」
岡島:「もうどう進めていいかわからなくて……。次に何をすればいいのか、真っ白になるんです」

あるある!!

武藤部長:「まずやっぱり、プロジェクトのゴールをしっかり見定めて、進行に合わせて何が必要かをモレなく出すことからやってみろよ。それをもとに予定を立てる。基本が大切だぞ。それから、全体の進行とか、仕事内容とか、ちゃんと情報共有してるか? メンバーから不満が出るってことは、情報共有甘いんじゃないか?」
岡島:「情報共有の大切さはわかってるんですけど……」

それをやっているつもりで失敗してしまっているのですから、岡島は答えに困るしかありません。

岡島:「ちゃんと情報共有をしているつもりでも伝わっていないんですよ。指示の仕方があいまいだといわれるのは、多分僕の思ったことがちゃんと伝わっていないんだと思うんです」

あるある!!

武藤部長:「まぁ、結局経験積まないとそこらへんわからないよな。とはいえ、ウチは若手育成のバックアップ体制がまだまだだからなぁ」

あるある!!

岡島:「自分で頑張るしかないんですよね。それはわかってるんですけど……」
武藤部長:「そう、頑張るしかなかったんだよ。これまでは」

そういって、含みのある笑みを浮かべながら、武藤は岡島にパソコンを見せました。

武藤部長:「これは PJC というシステムでな。今度ウチで導入することが決まったプロジェクトマネジメントツールだ」
岡島:「プロジェクトマネジメントツール……。情報共有や進捗管理なんかが……?」

武藤部長:「そういうことだな。しかし、このツールの肝はそんなとこじゃない。過去に行なわれたプロジェクトの作業手順、つまりフレームワークを再利用して、同じように進行させることが可能なところだ」
岡島:「システム開発案件には、過去のシステム開発案件のデータを持ってきて、同じ流れをたどるってことですか?」
武藤部長:「今回のケースなら、昔俺がやったプロジェクトのようにフレームワークを登録していくことで……」

そう言って、武藤は PJC にデータを入力していきます。

武藤部長:「システム開発の案件ということなら、これがお前のプロジェクトに近いんじゃないか?」

そういって表示された画面には、システム開発の進行に必要な作業手順が網羅され、時系列に沿って並べられていました。

武藤部長:「これに沿ってやれば、情報共有や進捗管理はもちろん、お前自身も、システム開発案件というものの把握が容易になるだろう。つまり、新人だからといって後れを取るということはないんだ」
岡島:「凄い……! 今これを見るだけでも、見落としていたことが多いことに気づきました……。システム開発ってこんなふうに進むものだったのか……。」
武藤部長:「PJC はこれから我が社の核となるシステムだ。今から使って慣れておくといい」
岡島:「はい、ありがとうございます!」

今回の岡島の失敗

失敗その1 プロジェクトのフレームワークが整理できていなかった

話の最後に出てきましたが、岡島最大の失敗は、プロジェクトを行っていく上で何をやらなければならないかをしっかりと整理できていなかった(プロジェクトのフレームワークを整理できていなかった)ことです。システム開発のみならず、プロジェクトマネジメント(管理)においてフレームワークをしっかり整理しておくことは大変重要です。フレームワークをしっかり整理できていないとプロジェクトメンバーにとって何をいつまでに行ったら良いのかが明らかになりません。

今回の事例はその典型的な例でしょう。進捗の遅れ、情報共有漏れの根本的な原因はプロジェクトのフレームワークを整理できていなかったことです。PJCでは、プロジェクトのフレームワークを分かりやすく整理することができ、またそのプロジェクトのフレームワークを他のプロジェクトにも応用するなど、「蓄積」「再利用」をすることができます。PJCを使えば、今回のような失敗は絶対に発生しません!!

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失敗その2 プロジェクトの進捗管理ができていなかった

さらに岡島はプロジェクトの進捗状況を把握していませんでした、プロジェクトがどのくらい進んでいるのかを把握しておくのは、プロジェクトマネージャーとしては当然です。しかし、進捗状況の管理はいざやってみると大変なものです。PJCでは、プロジェクトのフレームワークごとに進捗状況を管理し、視覚的に何がどこまで終わっているのかを確認することができます。

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失敗その3 プロジェクトメンバー間の情報共有ができていなかった

岡島は、プロジェクトメンバー間の情報共有もしっかりと行うことができていませんでした。プロジェクトメンバー間の情報共有もプロジェクトの進捗管理と同様、重要なのはわかってはいるもののどのような手法で行うのかが難しいものです。PJCでは、プロジェクトにおいてはプロジェクトの進捗管理、プロジェクトの勤務報告、障害記録、テスト情報に至るまであらゆる情報を共有することができます。また複数の企業で一つのグループを形成し、さまざまなプロジェクト情報をグループ内に公開することができます。

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